REPORTオープニングセッション

オープニングセッション

Drive Diversity 〜今年の会議テーマに込めた意味をお伝えします〜

一人ひとりの内側からダイバーシティを育て、社会を動かす。「Drive Diversity」

佐々木 かをり氏Kaori Sasaki

株式会社イー・ウーマン代表取締役社長
株式会社ユニカルインターナショナル代表取締役社長
国際女性ビジネス会議 創設者・総合プロデューサー・実行委員長

午前10時、この国際女性ビジネス会議の創設者であり、総合プロデューサー、実行委員長である佐々木かをりがメインステージに登壇。開幕に先立ち、この会議開催の2日前に起きた痛ましい事件、安倍元総理の突然の逝去に心からの哀悼の意を表しました。

光栄にも、安倍元総理が第18回・19回・20回・24回と計4回の国際女性ビジネス会議にご登壇、またはビデオメッセージでご参加くださったこと。総理として初めて「女性活躍は経済の柱」と明言され、国内外で常に「女性が輝く社会をつくる」と発信されていたこと。それによって日本の経済界も動き始めたことなどを、静かに振り返ります。

「女性活躍に関する日本の重い腰を動かしたのは、安倍元総理だと言っても過言ではありません。そのご尽力に敬意を表すとともに、心からご冥福をお祈りいたします」

そう述べた佐々木かをりは、「本日は、その元総理の遺志を引き継ぐ意味も込めて、強いエネルギーをもってこれから進めていきたいと思います」と、気持ちを切り替えるように宣言。今回のテーマである「Drive Diversity」の意味を次のように語りました。

Diversityは多様性という意味。色々な人が居て、色々な考えがある。その多様な考え方を取り入れていくことで、企業も自治体もさまざまな組織も、より良い成果につなげていく、それがダイバーシティの目的。とりわけ、視点のダイバーシティ、思考のダイバーシティが大切である。
そして、Driveの意味は自らがリーダーシップをとって動かしていくことであると言い、画面の向こうの1000名を超える参加者に呼びかけます。

「今日一日、Drive Diversityということで、私たち一人ひとりが自分でリーダーシップをとって進めて行きましょう!自分の身の回りから、そして自分の内側にもダイバーシティを育てていくことが、より良い会社、より良い自治体、より良い社会をつくっていくことにつながります」

熱のこもった佐々木かをりの言葉に、皆が大きく頷かれたに違いありません。

この会議には日本全国はもとよりアメリカ、イエメン、イギリス、インドネシア、オーストラリア、カナダ、韓国、ギリシャ、コロンビア、スイス、中国、パラグアイ、フィリピン、ブラジル、フランス、ベトナム、南アフリカ、メキシコ、マレーシア、タイと計20カ国から1100名超がオンラインで参加。年齢は15歳から78歳まで。男性の参加者が約20%と過去最高。この会議自体のダイバーシティの発展を物語っているようです。

「たくさん学んで、たくさん感じて、たくさん讃えあって、いい一日をつくっていきましょう!」

高らかに開会が告げられ、ノンストップで熱中する10時間のはじまりです。

INDEX各レポートを読む