The 28th International Conference
for Women in Business
第28回
国際女性ビジネス会議

MORNING SESSION

モーニングセッション

モーニングセッションダイバーシティ経営での「I Challenge」

自分を主語にした「I Challenge」。その目的語を見つける10時間に!

佐々木 かをり氏

佐々木 かをり氏Kaori Sasaki

株式会社イー・ウーマン代表取締役社長
株式会社ユニカルインターナショナル代表取締役社長
国際女性ビジネス会議 創設者・総合プロデューサー・実行委員長

躍動感あふれる音楽とともに華やかなオープニング映像が流れると、画面に東京のメインスタジオが映し出されます。真っ赤な背景にくっきりと浮かび上がった「I Challenge」の文字。「おはようございます! 第28回国際女性ビジネス会議、スタートです!」と高らかに宣言したのは、国際女性ビジネス会議の創設者であり、総合プロデューサー、実行委員長である佐々木かをりです。

「今この瞬間、世界17カ国から、いろいろな時間帯で多くの方が参加してくださっています。ありがとうございます。夜の8時までこれから10時間突っ走りますので、身の回りに食べ物と飲み物をご用意の上、ご参加ください」
すがすがしい笑顔で、一日をともに過ごすオンライン開催の第1部参加者に呼びかけます。

今回は、男性の参加者が過去最高値の約25%に! 今年で28回目を迎える国際女性ビジネス会議ですが、その前には違う名称で5年開催していた過去もあり、33年間を振り返って「女性にとって働きにくい時代が多かったわけですが、やっと少しずつドアが開いたと感じます」と、変化を語りました。

そして話題は、今回のテーマへ。この会議では毎回、佐々木が何か月もかけてアイデアを練り、テーマを設定しています。
「『 I Challenge 』は、私を主語にした文章です。ダイバーシティというとどうしても、企業にこんな制度が欲しい、国にこんな法律が欲しいと要望を口にしがちです。しかし、どんなに仕組みができたとしても、重要なことは私たち一人ひとりがそれを実現させること。自分の経験や愛情、視点を持ち寄り、より良い成果に向けてコミュニケートする。貢献するという姿勢です」

さらに言葉に力を込め、「今日1日は、総論ではなく、自分の胸に手を当て、私は一体どんな部分を成長させれば良いのか、どんなふうに人と関わっていけば多様性を受け入れる時代に役に立つ自分になれるのかなど、を考えていきたいと思います」と呼びかけました。

文章として未完である「I Challenge」。ここに自分は目的語として何を入れて完成させるのか、ディスカッションにも参加できる円卓会議なども含めて、一日の終わりに見つけてほしいという佐々木。「画面を見ているのですから、最前列で参加しているのと同じです」「ドキドキしながらワクワクしながら、ぜひ本気で、集中して全てを受け取ってください!」と熱のこもった言葉を参加者一人ひとりがしっかり受け止め、出会いと学びがあふれる第1部、オンラインでの10時間がいよいよ幕を開けました。

INDEX 各レポートを読む

第1部
第2部