フィナーレ
Go Beyond and Next?

日本の52%は女性。その力を活かしてGo Beyond!さらに先へ

「ネットワーキングはいかがでしたか?」。佐々木かをりの呼びかけで再度集まった参加者たち。ほぼ10時間が経過しているけれど、熱気は高まる一方です。

いよいよ最後のプログラムです。「内閣府からゲストをお招きしています」と佐々木かをりが紹介したのは、内閣府男女共同参画局長の林伴子さん。「今日は元気な女性たちからエネルギーをいただいて、とってもうれしいです!」と、あふれる笑顔でのご登場です。

林 伴子Tomoko Hayashi

内閣府 男女共同参画局長

「コロナは、この国の一番弱いところをあらわにしました。一つは政府などのデジタル化の遅れ、もう一つは女性問題。雇用を見ると非正規を中心に、女性に影響が出ています。また、家事育児がさらに女性に集中、DVも増えています。状況を把握して、政策課題としていきたいと思います」
さらに、日本における女性活躍についても言及。「政府の取り組みで、一定の推進はみられる」としながらも、「諸外国の取り組みはもっと進んでいます」と厳しい見解を示します。
「日本の女性は世界的にみても健康で、高い教育を受けている。そんな女性が活躍できていない。これは日本の国際的なイメージにも関わることです」
そして、取締役会に占める女性比率を2030年末までに30%にすることを目指す「30%クラブ」に触れ、「私はもっとアンビシャスです。日本の有権者の52%は女性。『52%クラブ』を目指したい」と力強く締めくくりました。

駐日大使の皆さんにも
コメントをいただきました。

ここで、登壇者でもあるNECグローバルファイナンス本部長の青山朝子さんが再び登場。「弊社の副社長2人が、しっかり参加していたとのこと。私たちのメッセージは伝わったと思います!」と、シルバーパートナーとしての感想も述べてくださいました。

続いて、駐日大使の皆さんのご紹介です。ザンビア、チュニジア、ドイツ、エルサルバドル、ヨルダン、メキシコ……。各国の駐日大使の皆様が次々と登場し、「今年も大成功ですね!」「いつもと同じように素晴らしい会議!」「たくさんのインスピレーションを受けました」など温かなメッセージが送られます。

さらに、50名を超える登壇者も大集合!
朝のニューヨークからは、一晩中参加してくださった茅野みつるさん。ジュネーブのタイデ・グアジャルドさんは「素晴らしい、涙が出そう」。スイスの進藤奈邦子さんが「毎回すごくなっていますね!」。さらに江田麻季子さん、八木洋介さん、スプツニ子!さんなどから「エネルギーがどんどんビルドアップされていくのが感じられた」「オンラインで心配していたけど全然そんなことはなくて、インスパイヤされました!」と、次々にコメントをいただきました。

佐々木が、最後に感謝をこめて語りかけます。
「前夜祭で、『この会議ならではの情熱を、オンラインでどうやって伝えるのですか?』という質問を受けました。でも、皆さんからの言葉にもあったように、今日はオンラインでもパッションが伝わってきたと思いませんか? 私たちがpassionateに話すことで、1000人のみなさんが涙を流したり、拍手したりして聞いてくださったんじゃないかと思います。来年はまた素晴らしい企画を考えます。皆で進みましょう! Go Beyond!」


スピーカーが一斉に手を上げ、感動のエンディングへ。音楽とともに、まるで映画のエンドロールのように、この会議の準備、今日の講演やトークショーなどの映像が流れます。情熱をつなげ、想いを一つにして、もっと前へ! オンラインで国も世代もすべて超えて確かにつながった、力強いGo Beyond の10時間でした。

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