
Yayoi Tanaka
田中 弥生
東京大学客員教授
前会計検査院長
PROFILE
国際公共政策博士(大阪大学)
1982年上智大学卒業後、株式会社ニコンに入社。その後、専業主婦や鰻店を経て、笹川平和財団、国際協力銀行、大学教員を務める。2019年に会計検査院検査官に就任。59歳にして7つ目の職場への転職であった。2024年会計検査院長に就任し、5つの目標を掲げ、改革に全力を注いだ。2025年3月定年退官した。現在は東京大学で市民社会組織・政策論を教えるが、19年目になる。
専門は非営利組織論、政策評価論。働きながら修士号、博士号を取得する。1993年、P.F.ドラッカーを招聘しシンポジウムを開催したことが契機で、ドラッカー氏の自宅のそばに家を借りて学ぶ。その経験が田中の専門と信条を与えた。会計検査院を財政民主主義のインフラとして改革を進めることが出来たのも氏の教えのおかげである。