リポート

講演リポート

トークショー3

太田 雄貴さん

太田 雄貴さん

フェンシング選手(北京・ロンドンオリンピック銀メダリスト/森永製菓所属)

宮嶋 泰子さん

宮嶋 泰子さん

株式会社テレビ朝日 編成制作局アナウンス部兼編成部 エグゼクティブアナウンサー

「近くで見ると、太田さんのお顔、本当にツヤツヤしています。スポーツをすると汗をかいて、本当に肌にいいんだなって」 「暑い上にマスクをかぶっていますから、保湿にいいと思います。ぜひみなさんにもフェンシング、おすすめです」

太田 雄貴さん 太田 雄貴さん

絶妙な掛け合いに、会場は大きな笑い声に包まれました。同じテーブルの方との会話も弾んだランチタイム。その後のトークショーでは、フェンシング選手の太田雄貴さん、テレビ朝日アナウンサーの宮嶋泰子さんが登場し、さらに雰囲気が熱く盛り上がっていきます。

北京、ロンドンと二度のオリンピックでメダルを獲得、フェンシングが一躍脚光を浴びるきっかけとなった太田選手の活躍。現在はフェンシングの普及活動も進め、東京オリンピック2020招致アンバサダーも務めています。日本のアスリートのドキュメンタリー制作における第一人者である宮嶋さんは、巧みなリードでどんな素顔を引き出してくれるのでしょうか。

宮嶋 泰子さん 宮嶋 泰子さん

フェンシングを始めた小学3年生のとき、「野球やサッカーで日本一になるためには長い年月がかかるけれど、フェンシングなら早く日本一になれると思った」という太田さん。その後大学3年生まで4300日、1日も練習を休まなかったと言います。会場は驚きでどよめき、拍手が起こりました。「ものすごく客観的に物事を見る習慣と、自分の情熱。これが見事にかみ合っているんですね。今回のテーマである『リーダーとなる』で一番重要なことです」と宮嶋さんがうなずきます。

さらに、ロンドンオリンピックに向けてチームのキャプテンとなってから、一人ひとりのメンバーのモチベーションをどのように上げていったのか、企業に所属してから周囲の期待の声に応えるうちに生じた迷い、そこからの思考の切り替えなど、次々と語られる貴重な体験談。「身長が高い外国人選手など、『これは勝てない』という選手にあたったときは?」という宮嶋さんの質問には、自分のコンセプトを持って戦うための挑み方について語られました。他では聞けない必勝の鉄則。ビジネスの世界にも通じるその考え方に、みなさん真剣に聞き入り、感動に満ちた熱い拍手が送られました。

トークショーが終わろうとしたそのとき、午前のステージで登壇された林文子横浜市長から「会場のみなさんを代表して、太田さんにお願いです。最後にフェンシングのポーズをしてください」というリクエストが。快く応じ、立ち上がって凛々しいポーズを決めてくださった太田さんに大きな歓声が沸き起こり、惜しみない拍手が送られました。

注)出演者の肩書きは開催当時のものです。

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