リポート

全体レポート

3時間に10名、豪華講師陣が続々登壇!

会場のホテル グランパシフィック LE DAIBAでは、9:00のドアオープンと共に、並んで待っていた女性達がより良い席を求めて駆け足で入場。着席するやいなや名刺交換がはじまり、どの丸テーブルも自己紹介と情報交換に花が咲きます。

佐々木かをり

10:00をまわり、スタートは、国際女性ビジネス会議実行委員長である佐々木かをりのご挨拶から。女性と経済というテーマがここ数年注目される中、最も重要なのはダイバーシティ経営である。目的は、チームの総合得点を高めてより高い目標にリーチすること。今年のテーマを、「リーダーになる」ではなく「リーダーとなる」としたのは、必ずしも人の上に立たなくとも、自らのリーダーシップをとって前進するという意味を込めた。そして、「最高へのコミットメント」は、自分の最高に向かって、前に、前にと歩み続ける姿勢。私たちは自分を前に前にと動かし、最高を目指して成長し、ダイバーシティな社会をつくるために貢献しましょう!と、今回の趣旨を熱く伝え、会議は幕を開けました。

キャシー松井

15分スピーチの最初は、ゴールドマン・サックス証券会社 キャシー松井さん。女性の就業率を上げれば生産性、GDPも大きく上げることができるとウーマノミクスの有効性を力説。続いてご登壇のOECDモニカ・カイザーさんの「日本を変革するには、1」職場の慣習を変える、2)男性の家事・育児参加、3)税・制度の改革が必要」とのまとめに、多くの参加者が頷きます。
そして、日本総合研究所 翁百合さんは、ダイバーシティ成功企業の2つの特長や、女性が働く上で大切な3つのポイントを示唆。誰もが一言も聞き漏らすまいと熱心に聴き入り、真剣にメモをとる様子が見られます。

林文子

「この会議には10年も参加しています」と張りのある力強い声で話し始めた横浜市長林文子さんは、待機児童ゼロを実現できた理由、大きな意識改革、女性ならではの持ち味の発揮など、時に笑いを交えてぐいぐいと魅了。その会場の高揚感にさらに火を付けたのは、出席の予定だった安倍首相からのメッセージをフェンシング選手の太田雄貴さんが代読するという一幕でした。

稲田大臣・森大臣

続いて、2つのトークショー。一つ目は、国務大臣 稲田朋美さん、森まさこさん、NHK名古屋放送局 山本恵子さんが、「世の中を呪いながら育児をしている」とジョークを交えた本音から、「育児時間ゼロの男性をゼロにする」と今後の政策への展望まで、歯切れ良くリズミカルに話されました。

二つ目のトークショーは、政策研究大学院大学アカデミックフェロー 黒川清さんと翁百合さん。日本が世界から見られる目を自覚すること、休学のススメ、選挙に行こう!など、多方面に話題が展開。

稲田大臣・森大臣

そんな知的興奮盛り上がる中、早くもランチの時間となりました。着席コースランチは、毎年この会議のためにホテルがご用意くださる特別メニュー。低カロリーで美味しい女性好みの料理を、会話と共に堪能しました。デザートが運ばれた頃から、ステージ上では太田選手とテレビ朝日 宮嶋泰子さんのトークショーが。太田選手の爽やかで知性あふれる語り口は、会場中を虜に!
もっと聞いていたい想いを残し、今度は午後のプログラムへ。

注)出演者の肩書きは開催当時のものです。

過去の国際女性ビジネス会議

過去の参加者プロフィール

facebook

twitter