マッチングスポンサー写真

体験と感動を贈る「マッチンスポンサープログラム」。
今年は9名の学生が支援で参加。

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2011年の東日本大震災を機に誕生した「マッチングスポンサープログラム」は、参加費を用意することが困難な人を、参加する個人がスポンサーとなって支援する仕組みです。スタートした当時は被災者を、現在は全国の高校生、大学生を支援対象としています。

支援を受けたい学生は、この会議で何を学びたいのか、どんな社会課題に関心があるか、などをエッセイにして応募します。今年も全国から続々と、将来への希望を熱く語る言葉が届きました。
「将来は、学んでいる仏語が生かせる会社でSDGsの達成に貢献したい。この会議を通じて自分の視野を広げたい」
「昨年、父が参加し、『世界が変わった』と私に参加を推薦してくれました。会議を自分の考えを熟成させるための糧にし、社会に発信すべくアクションすることを誓います」
「Hopefully, in events throughout the day such as the networking party, I can add a new element to the event and share my experiences with other participants.」
「変化を起こしたいなら、まず自分から動くべき。この会議に参加することは私にとってのリーダーシップを見つけ出す一歩につながると思い、参加を強く希望します」
それぞれに力強いメッセージのなかから、今年は9名の学生が選ばれました。

会議当日は、スポンサーをする社会人の参加者と学生が隣の席に座る「顔の見える支援」。さっそくお礼を言う学生、笑顔で答えるスポンサーがつながり、すぐに学びのこと、将来の進路についてなど話し始め、初対面とは思えないほど楽し気に語り合う姿が見られました。

夜のパーティセッションでは、佐々木かをりの呼びかけでマッチングスポンサーと学生が壇上に。学生たちが感謝の言葉を述べ、興奮冷めやらぬ様子で生き生きと感想を語ります。
「将来を悲観視する同級生が多く、夢を持っている私が間違えているのかなと思ったこともあったんですが、今日、私の想いは間違えていなかったと思いました」
男子学生からは、「『女性』と名がつく会議に男性として参加して感じたことは、女性、男性に関係なく、『個人』だということ。輝いている人を目の当たりにして刺激を受けました」という感想も。

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そして、社会人のマッチングスポンサーの皆さんからも温かい言葉が送られました。
「マッチングスポンサーは素晴らしいプログラムだと思っていたけれど、自分がやっていいのかなと思い、一歩踏み出せなかった。今年スポンサーとなり、若いリーダーたちが学ぶ姿を見られたことは非常にうれしい。私も幸せをいただきました。ぜひ一緒にみなさんも盛り上げていただきたいと思います」
「去年、初めてスポンサーとして参加。毎年この会議のスポンサーになろうという目標ができました」。感動の輪が広がり、フロアからも「来年、必ずマッチングスポンサー、やります!」とても上がります。

最後にスポンサーと学生が笑顔で記念撮影。会場から盛大な拍手が起こりました。

スポンサーと学生は、国際女性ビジネス会議開催後も年に一回ほど集まり、アルムナイパーティ(同窓会)でつながっています。学生たちが成長し、社会で活躍していく姿を見られることも、スポンサーにとっての大きな意義となっています。マッチングスポンサープログラムはこれからも、未来へ希望をもった人たちとともに成長の輪を広げていきます。

支援を受けた学生からのエッセイ

国際女性ビジネス会議終了後、支援を受けた学生から送っていただいたエッセイをご紹介いたします。

支援を受けた方から
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UNHCRで働くという夢に向かって、あらゆるチャンスに「YES」を

ANさん 高校1年生 15歳

私はこれまで狭い世界で生きていると感じていたが、会議に参加して視野が広がった。今までは一つか、二つしか考えられなかった問題の答えが少し増えたり、内容が濃くなったからだ。
しかし、私はもっと視野を広げたい。なぜなら、私はUNHCRで働き、母国が貧しいから先進国で無国籍労働や不法滞在をしている人の役に立ちたいからだ。会議に参加する前、産業カウンセラーになりたいと思っていた。しかし、会議を通してUNHCRで働きたいという夢を諦めるにはまだ早いと感じたからだ。
広い視野を持つため、私は日本マクドナルド株式会社のサラ・L・カサノバさんがお話されていた「3つのソース」を毎日努力すること、自信を持って粘る強さ、あらゆるチャンスに「YES」、を行う必要がある。講演を聞き、広い視野を持とうとしていなかったのは自分だったと気付かされた。中学に入学してから部活や友人関係において失敗を恐れ、訪れたチャンスに「NO」と答えるようになっていた。だが、それでは広い視野を持つことも、前進することもできないということに気付かされた。私はカサノバさんや円卓会議105から自分の意見を発信する重要性を学んだ。
私はLIVE STRONGとは自信を持ち、思いきり一歩を踏み出すことだと考える。私は国会という男性が多数の中で25年以上活躍されていたり、異国でメトロや自動改札機を見たことのない人々に技術を教えたり、専門性や客観性を持ち複数の企業の取締役をされている方々の講演を聞き強く感じた。私はもう自信を持っている。なぜなら私のエッセイを読んでくださった方が「あなたにはマッチングスポンサーがいる。そして今日、あなたのエッセイを読んで、あなたの将来を楽しみにしている人は私以外にもいる。だから自信を持って前進しなさい。」と言ってくださったからだ。この言葉に背中を押してもらい自信が持てた。自分の夢や意見を肯定して下さったこと、声をかけてくださったことに感謝している。
私は心から感謝している人がいる。それはマッチングスポンサーの方だ。普段の生活では名刺交換や写真を撮ったり、間近で質問したりすることのできない方々と接する機会を与えて下さったこと、学校で学ぶことのできないような「3つのソース」の話、落ち着いた声で話すこと、Fintechのことなど、会議一つ一つの発見、出会い、気付きの全てに感謝している。
私に貴重な体験をさせてくださったマッチングスポンサーの方、佐々木さんを始めとするスピーカーの方々、本当にありがとうございました。
マッチング02

Lessons from the Conference that Will Last a Lifetime

JEさん  高校2年生  17歳

Moments before stepping into the huge hall where the conference would take place I remember wondering what types of stories the speakers would share. What kind of people I was going to meet. The food. Needlessly to say, the whole conference went beyond my expectations. Listening to the speakers on how they persistently chased their dreams inspired me to start getting out of my comfort zone to pursue mine. It made me realize that if these women can make it to where they are today, any women including myself can do it too. I am delighted to say that in just 10 hours, I was able to forge special connections with adults from different industries and other students, as well as take home valuable lessons.
One of the biggest things I learned from the conference was on the secret of boosting the participation of women as well as how to be successful in one’s career, despite working in an environment which can have been disadvantageous for women. Throughout the speeches and roundtable sessions, some pointed out that supporting female participation with social systems, or employers being conscious of increasing the employment of female employees are some solutions to increase women in the workforce. Furthermore, saying yes to any opportunity and being persistent can lead to advances in one's career. Within these discussions, however, what Mrs. Haruno Yoshida said during one of the talk shows struck me hard. She talking about how she could not stop working because, for her, her job was too fun to stop. As a result, despite all the setbacks she faced throughout her career, the love and fun she had towards it had made her persistently work hard. I think this mentality is very important. There can be systems in Japan that creates better working environments for women, and we can learn to grasp every opportunity that comes in our way, but for a woman to be fully determined and willingly reaching out for opportunities, there has to be the element of fun in what she does. Mrs. Yoshida shows from her own experiences that when a woman finds something that is too fun to stop, she will find a way to work while raising a child and learn to deal with factors such as relationships and gender gaps in the workforce that could have hindered her career. Therefore, supporting women and creating an environment where their passions can be supported is just as necessary when trying to increase female participation in different fields.
Another thing I learned was about the connection between gender and diversity. Diversity is a highly sought after concept in our society today, as we see numerous companies, schools and even cities pouring in time and energy to build up a more diverse environment. Mrs. Kaori Sasaki stated that “diversity is only attained when a lot of perspectives come together to create a certain environment.” That being said, one of the easiest ways to gain all this perspective is by involving of people from different parts of the gender spectrum. Yet, we tend to eliminate gender as a way to increase diversity, and instead, many times we are taught that diversity is the mere inclusion of people from various countries, cultures, and religion. This is not enough. I learned that if companies and institutions want to achieve diversity, there must be movements to incorporate people of different genders too.
The conference, overall, was an amazing experience and made me feel even more passionate about gender issues the world faces today. I am now very excited for what is ahead of me after high school, knowing that anyone can make an impact. I sincerely want to thank the sponsors, especially Ms.T.E., for giving me the opportunity to attend the conference and feel honored to have had the chance to expand my knowledge on gender, business and leadership.
マッチング03

辿り着いた「強さ」とは“寛容な姿勢”と“可能性を信じること”

SIさん 大学1年生 18歳

まず初めに、今回マッチングスポンサーとしてこの貴重な機会を与えてくださったK様に感謝の気持ちをお伝えしたいです。また、この学び・交流の場を作ってくださった佐々木かをり様をはじめとするewomanの皆さま、登壇者として興味深いお話をしてくださった皆さま、開催にあたり準備やサポートをしてくださった関係者の方々に心より感謝しております。
私はもともと「固定観念をなくす」ことに興味がありました。人種や出身地など生まれ持った特徴だけを理由に能力があっても認めてもらえないことに対して強い問題意識を抱いていました。具体的に何をしたいかは確定できていませんが、将来個人の力を最大化できる人になりたいと考えています。今回当会議に参加したのは、性別という観点からこの問題についての考察を深めるとともに、私自身女性としての働き方をロールモデルと出会うことで具体的にイメージしたかったからです。
その意識の下で出席した会議のテーマは「LIVE STRONG」でした。物理的な力の強さではない、時代にあった「強さ」の再定義が必要なのだ、というオープニングトークでの佐々木様のお言葉を受けて、この日を私なりの強さの定義を見つける1日に決めました。
どのお話も私にとって新鮮な内容ばかりで有意義な時間を過ごすことができましたが、中でも最も印象に残ったお話はトークショーでの「女性大使から見た景色」でした。「He for Sheの重要性が叫ばれている中で、She for Sheの姿勢こそ重要である」というお言葉に共感しました。サラ・M・カサノバ氏がおっしゃっていたように、女性が昇進をためらう大きな理由は自信の欠如です。当事者の意識が変わらなければ事態は根本的に改善されないと思います。ロールモデルをさらに人々の目に届かせ、認知度を高めるなどすることで女性自身がストレスフリーに働くためのベースセットをすることが必要だと感じました。
一日を終えて私が辿り着いた「強さ」とは“寛容な姿勢を持つこと”と“可能性を信じること”です。何事も受け入れ、そしてそれを誰もが成し遂げられると信じることこそ現在の私たちに求められていることです。茂木様と同じく、この会議に参加する男女比が等しくなるほど女性を含めた働き方に対する関心が高まることを望みます。2つの「強さ」を持って、理想と掲げる社会の実現のために尽力していきます。
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より広い世界で積極性を生かさなければという使命感

MHさん 大学1年生 18歳

女性ビジネス国際会議では、スポンサーになっていただき参加させていただくことができたことで私の中で少し変化が生まれた。当初は、多くの人の話を聞くことによって自分自身の中でのリーダーシップをよりアクティブなものに変えたいと思っていたが、それ以上に多くの私のロールモデルとなるようなビジネスリーダーに出会い、お話を聞くことができたことで、その身につけられた積極性をここだけでなく、より広い世界で生かさないといけないという使命感も生まれた。
今年の夏の渡航に向けてより視野を広げたいと参加を希望したが、それまでの私は期待でいっぱいのわくわくと同時に何もスキルもない大学一年生が本当に現地で周りを巻き込めるような存在になれるのか自信があまりなかった。しかし、同じ学生である南谷真鈴さんのお話を聞き、彼女が登山へ向けたスポンサー獲得のために自主的に電話を一日に100件以上かけていたことや、登山のための体力トレーニングを怠らなかったことに感銘を受け、彼女と比べてそこまで自分が主体的に取り組みたい社会課題である地方創生とビジネス、そして現地の現状に心から向き合ってなかったことに気づかされた。ただ先輩の話に流されているのが嫌で、参加も決意したはずであるし、自分の貯めていた貯金をはたいていくというのに何ともったいないことをしていたのかとも考えるようになった。
その後、いつも以上の自分を目指し、LIVE STRONGで話し合いを聞けたと思う。新しい働き方に興味があったのでその円卓会議に行き、また質問もすることができた。人との結びつき方について改めて考えさせられたし、離れているからこそVISIONやMISSIONの共有がプロジェクトを回すうえでどれほど大事なのかを少し理解できた。
また、Abeさんの女性という立場でインド(女性の身分あまり高くないですよね。)で主体的に活躍している女性のお話を聞けたことは本当に価値がありました。まず、話が面白い人が大好きで、すごくすごく憧れました!加えて、日本を持ち込まないけれど、日本を忘れないといった考え方が多様性の中に生きている、そこでリーダーとなるなかで必要な資質だとも思い、私もその考え方をこの夏に意識しようと思います。
最後に、私のスポンサーをしてくださったI様をはじめとしてとても温かく私を受け入れて、話をたくさんしてくださった。加えてフィリピンのマニラにある企業をもしも訪問させていただけるとしたら、またそこでさらに多くのことを学ばせていただきたいと思う。
本当に今回参加し、多様な考えに加え、多様な方とのつながりが作ることができた。学生であるからこそ自由に使える時間を多くの人からのアドバイスや経験談を聞く時間に使えたらより良いと考えている。
ありがとうございました。また、来年も留学などをしていなければ参加させていただきたいです。
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いくつであっても始めるのは早くないし、遅くないと肝に銘じて

KMさん 高校2年生 18歳

これが国際会議か!と初っ端から衝撃的でした。世の中を動かしている大人の方々の独特な雰囲気や特にスポンサードで参加した面々と集まった時は、中学受験や高校受験で感じた『周りの人が皆んなできる人に見える!』。そんな感覚でなにやらふわふわと、そして高揚した1日でした。
様々な発言者の中で特に刺激を受けたのは83歳と高3のプログラマーです。私もプログラミングを学び社会で役に立つシステムを開発したいと思っていますが、西林さんは既にアプリを開発してリリースしているなんて。一体どの段階で専門的にスタートとしたのか、私はこれから、と思っていたのになんと行動に移すのが早いのか。東京と福岡在住の温度差、と片付けてはいけない、私も即行動に移さなければと思った次第です。
そして83歳の若宮さん、強烈に衝撃を受けました。81歳でプログラミングを学び、そして憧れのAPPLEに訪問。何かを極めるのに年齢は関係ないとは言いますが、にしてもあんなパワフルな80代を私は見たことがありません。
我が祖父祖母とはもちろんテクノロジーの会話なんてできないし、こちらが目線を下げて話す内容を探す状況ですが、若宮さんの感度の高さ、「新しいものは何でも好きです」と仰った言葉のように考え方の新しさ、これはこうと決め込んでいない頭の柔らかさ、私も若宮さんのように生きたいと本気で強く思いました。
お二人に共通するのは、やりたいことが明確であること、やりたいことは勉強して自分で取りに行くこと、慎重になりすぎずに強く行動に移すこと、などでしょうか。私は高校生の分際…と言い訳をしながらなかなか前に進めていない状況ですが、いくつであっても始めるのは早くないし、いくつから始めても遅くない、と肝に銘じて日々を送りたいと思います。
スポンサーのNさんとはたくさんの話をさせていただきました。私を選んで下さった経緯やNさんの仕事の話や、少し前に病に倒れ少し不自由な身体になってもそれでも精力的に仕事に取り組んでいらっしゃること、など。中原さんの言葉の一言一言を心に刻みました。会議の途中で西日本豪雨被害の被災地へ向かうとのことでしたが、そんなご多忙の中駆けつけてくださったこと、どんなに言葉を尽くしても感謝しきれないです。私がちゃんとした大人になってスポンサーになることでご恩返しができるのかなと思います。
このような大きな会議に参加させていただき、佐々木かをり様、関係者の皆様、スポンサーのNさん、同じテーブルのみなさん、名刺交換させて頂いたみなさん、それから父と母にも感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
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いつか私も、誰かが前に1歩進むきっかけとなる存在に

HSさん 大学2年生 19歳

今回、このような素晴らしい会議に参加できたことを心から光栄に思います。そしてその機会を与えてくださったマッチングスポンサーのM様に心から感謝致します。
この会議を通して特に印象的だったものは、日本マクドナルド株式会社代表取締役社長兼CEOのサラさんのお話です。①Keep on striving ②Persistence and confidence ③Say “YES” all opportunityの三つについて自身の経験をもとにお話しくださいました。サラさんの人柄、お話の上手さに引き込まれたのはもちろん、どんなに困難な壁にぶつかっても前に進み続けたい、私も絶えず努力をし続けられる人になりたいと強く思いました。
そして会議を終えて私は今、希望に満ち溢れています。というのも今回お会いした多くの参加者の方々に、「19歳!?まだまだ可能性に満ち溢れているね!」と言われたからです。正直私は、もう大学2年生、受験が終わったと思えばもう就活か、とさえ思っていました。
私は高校時代、自分が何をやりたいかわからないまま、ひたすら勉強と部活に打ち込んでいました。先生方は知名度の高い大学へ、国公立を受験しなさいと言いました。もやもやした気持ちを持ち続けたまま大学生になった私は今でも、就職するためにインターンをしなさい、資格を取りなさいという声をよく聞き、心のどこかで納得できていない自分がいました。自分のやりたいことがはっきりと決まっていないのになぜ、何のために?と。自分と向き合い、自分がやりたいことを探すことが本望ではないかと思いつつ、自然と周りの環境が作り上げてきたレールからずれることを恐れていました。
実際に、なんとなく大学進学し、なんとなく就職する人はたくさんいます。しかし、今回の会議で出会った方々は、それぞれが様々な経験をし、自分のやりたいことに突き進み、本当に輝いている方ばかりでした。お話をされている姿からその方の自信と強さが感じられました。きっと私は、このような、自分が一歩前に進むきっかけとなる方にお会いしたかったのだなと思います。
まだまだ19歳、たくさんのことにエネルギッシュに挑戦し、経験を積んでいこうと決意しました。自分が自信をもって打ち込める、本当にやりたいことを見つけたいと思います。他人の話に耳を傾けることは大事ですが、時にはそれが妨げになります。私は自分の芯を強く持って自分の道を進みたいです。そして、今日お会いした方々のように、いつか私も誰かが前に1歩進むきっかけとなる存在になりたいと思います。
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日本の女性は弱くない。強く、真っ直ぐ、ブレずに今を生きている

MNさん 大学2年生 20歳

忘れられない1日になりました。会場へ入るまでずっと緊張し続けていた自分が嘘のように、会議終了時には満面の笑みで会場を後にしている自分がいました。
私がこの一日で学んだ事は数えきれません。中でも、自分が思っていた以上に、現代の日本の女性はとても強くてたくましいということに気づけたことは、大きな発見でした。
私は今年、アメリカで4ヶ月間の語学留学を経験し、現地の学生や先生との会話を通して、いかに日本の男女差が職場でも日本人自身の考え方でも大きく開いているかを痛感し、とても残念に思っていました。それから自分の中で「私の国では男女差においては世界の中で遅れている分、日本人の女性達はとても弱い立場を強いられている。日本人女性は弱い、可哀想。」という悲観的な考えが勝手にできてしまっていました。
しかしその考えは会議当日で大きな間違いだったということに気づかされました。会場にいた女性全員が真っ直ぐに強いまなざしで会議に参加されていました。会議が始まる前から積極的に声をかけてくださった女性の皆さんの熱心さに圧倒されてしまいました。「日本人女性は弱い。」という言葉は私の中からとっくに消えていました。同時に、その発見に喜んでいる自分に気づきました。とても嬉しかったです。
午後の円卓会議でも、会場中で質問の挙手が止まない様子を見て、日本の女性達は弱い立場に黙って屈するのではなく、自ら行動を起こしてこの現状を変えようとしていると実感しました。今年の会議のテーマである“LIVE STRONG”を思い出した瞬間でした。
日本人の女性は決して弱くありません。強く、真っ直ぐ、ブレずに今を生きています。このような女性をこの会議の参加者だけではなく、日本中で沢山増やして行くのが私達次世代の課題であると思います。
私はこの日に自分の生き方のお手本にしたい、キラキラと輝く素敵なロールモデルの女性達に沢山出逢いました。彼女達のように、現状を変えようと汗をかいて動き続けている女性達がいるのだから、きっと日本の未来も変われるはずだし、私もその変化に携わることができる大人の女性になりたいと新たな夢が出来ました。悲観的に見ていた日本人女性の未来に対して、希望を持てるようになったことが、会議を通しての私の中の嬉しい変化だったと思います。
このような自分にとってかけがえのない成長をもたらしてくれる、素晴らしい会議に参加できるよう支援をしてくださったマッチングスポンサーの方には感謝でいっぱいです。この日を機に、残りの限られた学生生活でさらにしっかりと学び続け、より大きく成長して立派な大人の女性になり、またこの会議に帰ってこようと思います。本当にありがとうございました。
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しなやかに生きたいと思う気持ちを駆り立ててくれる機会に

STさん 大学2年生 21歳

参加者の少なくない方々が企業の人事担当者であり、多様性を踏まえた人事に多くの方が頭を悩ませていたことは学びでした。そこには単に男性、女性という視点だけではなく外国人労働者、非正規雇用者、LGBTQ、障害者なども含んだ多様性であると認識してある方もいれば単に男性と女性の数値的な割合だけ気にしているような方もいたように感じました。
多様性ある企業が本当に強いか、という議題でパネラー全員が強くなるとおっしゃいましたが、彼らの言う多様性はあくまでも1個性としての能力主義に基づく多様性でしたが、それは能力さえあれば性などには拘らないという企業側の女性進出も認めている姿勢とは見られますが、一方で企業側にその多様性を受け入れる体制、態勢、耐性はないという風に感じ、そのような企業は決して強くないと思いました。私の思う強い企業は多様性を受け入れられる器が揃っている企業だと思います。ただ全体を通して、各々が名刺交換に必死となり、社会的背景を考慮することをおざなりにしてビジネス優先的に動いて、発言していたので、そんな大人の方々には魅力を感じませんでした。今の社会を担っている大人の方々とこれからの社会を担う学生がともに情報を共有できる空間という点では大変有意義でしたが、情報共有はできても意見交換はできておらず、またしづらい空間であったと思います。多様性を主張しているわりには内容に多様性がそこまでなく、多様性があるようでないようなものだと感じました。あまり深い話もしないトークショーをするよりも、より参加型のディスカッションを行なった方がよりよい会議だと思いました。
しかし、このような機会を提供してくださったマッチングスポンサーの方には多大なる感謝をしております。この会を通して繋がることのできた方々とのご縁を大切に、これから1人の人間としてしなやかに生きていきたいと思いました。
しなやかに生きる多くの方々との出会いが、しなやかに生きたいと思う気持ちを駆り立ててくれる機会となりました。
批判的な意見も述べましたが、この会のますますの発展を望んでいるからです。
ありがとうございました。
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選んだ道を自信を持って歩んでいける人間でありたい

TYさん 大学3年生 21歳

私がこの会議に参加して一番強く感じたことは、「諦めずに粘り強く」生きること、そして「本気を見せる」ことの大切さです。正当に評価されたければ、とにかく諦めずに人と向き合い、仕事に取組み、自分の意思・本気を見せることが求められるのだと改めて感じました。
特にカサノバさんのスピーチと「やっぱり管理職を目指そう!」というタイトルの円卓会議が印象に残っています。もちろん、絶えず自分を磨き、ねばり強く戦い、全てのチャンスにトライする事は、女性に限らず上を目指したい全ての人が心に留めておくべきことだと思います。ですが、女性だからこの先退職してしまうのかな、女性だからそんな上は目指してないのかな、と思われることがまだまだ多いこの世の中で自分の目指す形で働いていくためには、やはり自分の本気度を明確に示す事が求められるのだなと感じました。それが次の世代のための道を作っていくことに繋がるのだなとも感じました。
また、登壇されていた方々のスピーチだけでなく、働く意欲にあふれた沢山の女性参加者たち、そして会議に参加しその動きをサポートしようという男性参加者たちの人数や熱気にも圧倒されました。普通に大学生として生活しているだけではなかなか出会えないような素晴らしい方々に出会いお話を聞くことが出来たこの日の経験はかけがえのないものです。周囲に働く女性のロールモデルがいなかった私にとって、年代も様々のこんなにも沢山の素敵な方々に出会える場は非常に貴重でした。
そして、自分もこんな風に、多様な視点と広い視野を持ち、選んだ道を自信を持って歩んでいける人間でありたい、そしてまたいつかこの場に胸を張って戻って来られるような人間になりたいと心から思いました。
Live strong、日本には、そして世界には自分らしくたくましく生きている方が沢山います。このテーマで開催された今回の会議に出席できたこと、本当に嬉しく思います。ご支援くださったH様に感謝すると共に、この日感じたことを忘れず、粘り強くたくましくしなやかに生きていきたいと思います。ありがとうございました。