ネットワーキングパーティパーティセッション

  • 佐々木 かをり
    佐々木 かをり

    株式会社イー・ウーマン代表取締役社長
    株式会社ユニカルインターナショナル代表取締役社長
    国際女性ビジネス会議実行委員会委員長


私たち1000人がプラスの行動をしたり、発信をすれば、周りが動く

「~スペシャルライブ~平和はつくれるか」写真
「~スペシャルライブ~平和はつくれるか」写真 「~スペシャルライブ~平和はつくれるか」写真

華やかなビュッフェスタイルに生まれ変わったメイン会場で、この日最後のプログラム、ネットワーキングパーティが始まりました。
「楽しかった? Act Positiveな一日になりましたか?」
熱気あふれる会場に、佐々木かをりが呼びかけると、参加者全員が大きな拍手で応えます。

まずは会議の実現をサポートしてくださっている企業パートナーのご紹介へ。ゴールドパートナーの三菱商事、カルビー、小林製薬の3社から担当者が壇上に上がり、この会議を支援する意義や喜び、今日1日の体験を語っていただきます。続いて、学生参加を支援するマッチングスポンサーと、支援を受けた学生たちがステージへ。「私のボーナスの使い方として学生への支援を選んだこと、間違いでなかったと確信しました」とある女性が語ると、「私も世界で活躍して、ただ者では終わらないようにしていきます」などと高校生や大学生の力強い言葉。双方に拍手が何度も送られます。

乾杯の発声は、午前中のトークショーに登壇された、オリンピックメダリストの有森裕子さん。午後の円卓会議にも熱心に参加され、質問をされるなど、ご自身の1日の体験を通して、「今日参加しただけで満足するのではなく、次はどういうふうに自分がアクションを起こせるかをイメージしながら、この会議を終えていただけたらと思います。みなさんの思いで、行動で、結果を出すことで盛り上げていきましょう! 乾杯!」

有森さんのメッセージで、会場の全員の心がひとつになり、乾杯!

「~スペシャルライブ~平和はつくれるか」写真 「~スペシャルライブ~平和はつくれるか」写真

その後、ワイングラスを片手に語り合う参加者を包み込んだのは、情熱的なジャズセッションと平和構築に向けたメッセージです。
「伊勢崎さんは、内閣府に任命されてアフガニスタンなどで武装解除をしてきている専門家です。毎週末ジャズクラブで演奏し、平和の構築の話をされています」と佐々木が紹介し、東京外国語大学大学院 地域文化研究科教授であり、トランペット奏者である伊勢崎賢治さんと、ジャズHIKESHIの3人による演奏が始まりました。

演奏の合間に、伊勢崎さんが柔らかな口調で、しかし真剣に、会場へ語りかけます。
「次の曲は、みなさん少し、心して聞いていただければと思います。『平和』という曲です。今この瞬間、シリアで、イラクで、グローバル経済のひずみで起こっていることがあります。そういう人たちに、少し思いを馳せましょう」
美しいピアノソロから始まる曲とともに、心に深く響くひとときが過ぎていきます。

「~スペシャルライブ~平和はつくれるか」写真

食事も楽しみ、たっぷりと語り合ったネットワーキングタイムも終盤。佐々木から、いよいよ最後のご挨拶です。
「今日は一日、ありがとうございました! この会議が、通常の会議とは違うことを体験されたと思います。今日のこの感動を、周りにシェアしてください。私たち1000人がプラスの行動をしたり、発信をすれば、周りが動くと思うんです」

さらに、スピーカーの中から、UNWOMEN アジア太平洋地域部長/事務所長の加藤美和さん、世界銀行グループ 多数国間投資保証機関(MIGA)長官の本田桂子さん、Orami共同創設者のシャノン・カラヤナミトゥルさんが再びステージへ。

佐々木が「全員が、朝より今のほうが元気でしょう?」と語り掛けると、「本当ですね!」と笑いながら答える加藤さん。
「私も鳥肌の立つ一日でした。普通の会議とは違う。1000人が変わったら、世の中は変わっていけると実感しました」

本田桂子さんは「こんなふうに1000人を元気にする会議が、他にあるでしょうか? 皆さん、自分を少しでも次のレベルに上げようとしていることが素晴らしい」、シャノン・カラヤナミトゥルさんも「世界中でいろいろな女性会議に行ったけれど、意図をもってこんなに女性が集まっている会議は見たことがない」と熱く語ります。
1000人のポジティブな志、つながりが、毎年、魔法のような体験を作る国際女性ビジネス会議。1日が終わりに近づきます。

「来年の日程、決まりました! 2018年7月22日、日曜日です。今日はありがとうございました。明日からまたいい仕事しましょう!」
佐々木の締めくくりの言葉に、思わず涙ぐむ人の姿も。いつまでも鳴りやまない拍手の中、Act Positiveへの確かな第一歩を刻んだひとときでした。

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