リポート

マッチングスポンサー

学びの機会を贈る「マッチングスポンサー」プログラム

全体写真

2011年、東日本大震災直後の夏。会議を予定通り開催すべきか真剣に検討した結果、佐々木かをりが考えたプログラムが「マッチングスポンサー」です。既にイー・ウーマン義援金を設け、「顔の見える支援」を基本に被災地支援をしていましたが、「お金や物だけでなく、学びの機会や喜び、感動、新しい出会いをプレゼントしたい」という思いから、新しいプログラムとして誕生させました。

会場写真「マッチングスポンサー」プログラムは、スポンサーになりたい人が自分の参加費に加えてもう一人分の参加者をお支払いただくことにより、ご自身での参加が困難な方をサポートするプログラムです。支援を受ける対象となる方は、東日本大震災で被災された方、全国からの女子高生、女子大生。支援希望者はエッセイを書いて申し込んでいただき、会議事務局でマッチングを行います。そして当日はスポンサーとなった方と支援を受けた方が隣同士の席で出会っていただけるようにします。

会場写真
会場写真

2011年にスタートして以来、多くの方にご賛同いただき、毎年支援の輪が広がっているこのプログラム。あるスポンサーの方は、「これから毎日100円貯金することで、来年もう一人の方をサポートできる。そして何より素敵な出会いと、自分が貢献した喜びがある。ぜひ皆に広めたい」とお話してくださいました。

今年は、15名の方がマッチングスポンサーとして参加してくださいました。その中には、おひとりで複数名の支援してくださった方々も。さらに、「自分は残念ながら行けないが、支援はしたい」という方々からもお申し込みをいただきました。

支援参加を希望する皆さんからの応募も殺到。ご応募いただいた方の中から、今年は被災地から5名、大学生14名、高校生3名、計22名を参加者とさせていただきました。当日はマッチングスポンサーならではの「顔が見える支援」ということで、会議スタートと同時にそれぞれのテーブルで挨拶が交わされ、楽しく会話が弾む姿が見られました。

被災地の方、将来を担う学生の方々をご支援いただき、感動の輪を広げてくださった皆様に心より感謝申し上げます。

マッチングスポンサー、支援参加者からのメッセージ

会議終了後、マッチングスポンサーの方と、支援参加された皆さんからいただいたメッセージをご紹介します。

マッチングスポンサー

マッチングスポンサー

「発見とパワーを得て、お礼を言いたいのは私のほう」

cheetanさん

サポートさせていただいた学生さんが、当日、多くの収穫を得られたようで、大変うれしく思います。

変な例えですが、私はこのマッチングスポンサープログラムを献血のようなものだと感じています。体内の血液がちょっとドロドロしてきたかも? と思う時に、血液検査を受けるためと、衰えてきた新陳代謝を助けてもらう目的で私は献血に行く(どこまでも自分のため)のですが、それが何かとてもエライことのように感謝され、お土産もたくさんもらって帰るので、毎回とても照れくさい思いをします。

マッチングスポンサーも同じです。
過去に大変お世話になった上司が東北の震災で被災され、せめてもの恩返しにと参加しただけなのに、とっても素敵な若者たちとの出会い、充実した学び、新しい多くの発見とパワーを得て、お礼を言いたいのはこちらのほうです。

さらにポストイベントの企画まであるなんて!
早速アクションプランナーに書き込みました。楽しみにしています。

「マッチングスポンサーをすることの爽快感」

三宅 海さん

夏は未知の世界を体験する好機ですから、ぜひとも御自身だけではなく、誰かを招待して国際女性ビジネス会議に参加されてはいかがでしょうか。
まだ2回しかマッチングスポンサーをしていない私ですが、マッチングスポンサーによる参加を御検討されている方には、そんなお返事をしたいところです。

この会議では、さまざまな興味深いセッションで、多彩な視点を得られることはもちろんですが、ビジネスの現場で活動している方々との交流も大きな魅力です。
仕事上では男性ばかりの会議に参加することの多い私には、女性ばかりの場所で感じる出来事は、職場の女性が日々感じていることなのだろうと参加して気付きました。

今年もマッチングスポンサーとして参加することができました。会場に到着しましたら、受付周辺から会場内まで、ものすごくキビキビした方々がムダのない動きで眼光を鋭く周囲に光らせていました。
開会後に安倍総理を警備するSPだと理解し、自分はさほどキビキビせずに会議に参加した次第です。

マッチングスポンサーによる招待枠への参加者は事務局により選定され、当日は隣席となります。初めてお会いする方ですが、普段のお仕事の話やらこの会議に臨む気持ちなどを伺っていると自分もなんだかワクワクしてきました。

そして誰かをこの会議に招待することで得られる、この気持ちの豊かさはどうしてだろうかと思い巡らせると、私に関しては、こういうことだろうと思います。

30代になると、自分から問を設定し解を求めなければ、何も始まらないことを実感するようになり、あれこれ思案して実践する日々となりました。ただ、振り返ればその頃に自分だけで解決した問題は小さく、そしてなにより仕事の問題は現場に大きくドスンと転がってきます。

40代の管理職となって、今度は体型が転がりそうになっていますが、この年季になると、今度は若年の部下が私を試そうとしてきます。というか、指示助言を求めてきます。
かつての上司先輩からの受け売りだけではしのぎきれず、さらに自分も現場で成果を挙げることを求められていますので、部下職員の力を結集させて現場に臨むこともしばしばの日々です。

若者が、何事につけ、達成する姿をみると、自分自身も刺激されます。仕事なぞドスンと来てしまえ、の心もちです。
成長機会を提供することは、かように気持ちが爽快になります。次の夏には、あなたとそんな気持ちを共有できれば嬉しいです。

「大学生との出会い、感動の共有に感謝」

カツロン株式会社 荒井 寿実さん

数年前からお知らせいただくたびに「行ってみたいなあ」と思っていました。日曜日は常に予定の詰まった生活なので、なかなか実現しませんでしたが、今年、チャンスがやってきました。そうです。まさしく私の“ゲームチェンジ”の時です。

今の日本を代表する魅力的な皆様が一同に会する日本一の女性ビジネス会議に参加するだけでもいいと思いましたが、この会に参加したいと思う、志高い若い女性をサポートすることに心惹かれました。そこで思い切ってマッチングスポンサーになることにしました。

東日本大震災被災地支援をずっと続けていますが、具体的にサポートできることはうれしいことです。どんな御嬢さんをサポートするのでしょうかと、ドキドキしながら待っていました。私がサポートした女子学生さんは横浜市大の学生でした。地元の大学生との出会いは新鮮で、とても刺激を受けました。

マッチングスポンサーになっていたので、あれだけ広い会場の上席に座ることができ、大感激で、サプライズゲストの安倍首相を間近で見ることもできました。

講演も時間内できっちりまとめられていて、とても聴きやすく、時がたつのを忘れました。全体を通して言えることですが、さすがに時間管理がきっちりされていて、気持ちよく過ごすことができました。皆様それぞれ個性ある講演で、特に“登山は全力でするものでない”という三浦氏の講演は心に残りました。トークショーはあっという間で、せっかくこれだけのタラントを持った方々がいらっしゃるので、少しもったいない感じがしました。もう少しお話しをお聞きしたかったです。

円卓会議は 104 保育を改革する!ための自由討論と 203 未来を動かす子どもたちを育てる を選びました。国を育てるのは人を育てることだと思っているので、最近、混乱を極めている「こども園」について考えています。横浜市神奈川区初の認定こども園の評議員・第三者委員をしていますので、幼稚園で行っている教育的配慮と保育園のサービスをどう絡ませていくのか、難しい課題を抱えています。さまざまな分野で行われていることや情報を聴くことができて、興味深く思いました。エンカウンターグループでの話し合いはそれぞれのグループにファシリテイター役ができていたようで、さすが、みなさま場馴れされていると感心しました。

マッチングスポンサーとなったことで、若い女性と知り合い、多くを共有できて感謝です。秋にはみなで集まろうと計画をたてています。スポンサーに援助された経験は、ずっと残り、いつか、その方もスポンサーになると確信しています。来年はまた違う学生さんのスポンサーになりたいと思いました。このような機会を与えてくださった佐々木かをり様、スタッフの皆様に心からお礼を申し上げます。

支援参加の皆さん
被災地の方

被災地の方

「被災地を元気に!新たな思いでスタート」

山口 真知子さん(福島県在住、保健師)

先日の国際女性ビジネス会議では、大変にお世話になりました。この度はマッチングスポンサーのK様には、多大な御配慮を賜り温かいお心遣いに心より感謝申し上げます。

私は今回初めて参加をさせて頂きましたが、お陰様で大変に刺激と触発を受けまして、今後の公私のあり方に有意義な糧を得ることが出来ました。また、サプライスゲストの安倍総理や著名な方の講演をお聞きする機会に恵まれ、午後からのワークセッションでは、第一線でご活躍される素晴らしい先輩方の一流のビジネス論を拝聴することができました。このことで、自身の核を改めて再確認することができ、今後のビジネスライフのビジョンにとても良い影響を受けまして、公私共に新たな思いでスタートを切っております。

このような素晴らしい機会を与えて下さいました、K様初め、マッチングスポンサーの皆様には、心から感謝の思いでいっぱいです。本当に本当にありがとうございました。

今後は、皆様のご期待にお応えできますよう、この感動と学びを生かし、地元に貢献し、更に被災地を元気にしていきたいと思います。そして、自身もいつか、今回マッチングスポンサーの方にご支援頂きましたように、援助を必要としている方や後輩達に支援をしていく精神と実力を養い、未来へつなげていけるよう日々精進して参りたいと思います。

この度は、K様初め、ご支援賜りましたマッチングスポンサー様、開催・運営をして下さいました、佐々木かをり様、事務局の皆様に心より感謝御礼を申し上げます。皆様の益々の繁栄とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

「日本を変える女性として自立」

山本 千尋さん(岩手県在住、大学生)

今回、国際女性ビジネス会議にマッチングスポンサー枠で参加させていただき、有意義な時を過ごすことができました。さまざまなフィールドでご活躍されている女性たちとご一緒する機会を与えて下さいましたスポンサーの方にお礼を申し上げます。

スポンサーの方は以前、被災者支援枠でこの会議に参加されたとお聞きし、支援を引き継がれた並々ならぬ気持ちや思いを感じました。色々なお話をさせて頂き、旧知の仲のような親しみも感じられました。

日本全国から熱いパワーを持った女性たちが集う場所があることをとても嬉しく感じました。様々な年代の方が異業種で活躍されている様子を肌で感じられ、これからもこのような場が続いて欲しいという気持ちで一杯になりました。私も現在学んでいる学問をさらに究め、将来は日本や世界を変えていく女性として自立していくことが恩返しだと思っています。いつの日にか壇上にてスピーチや講演をさせて頂きたいです。

「背中がぐいぐいと押され続けた一日」

小松 恵利子さん(福島県在住)

震災後、こども達と私の出身地、愛知県岡崎市に避難した。今年6月、実家に届いた真っ赤なDM。宛名には父の名前が記されている。内容が気になり、ネットで「国際女性ビジネス会議」と検索すると19回という数字が目に飛び込んできた。震災前、佐々木かをりさんのご活躍ぶりはメディアを通じ拝察していたが、19年前から「国際女性ビジネス会議」が開催されていたことを全く知らずに過ごしていたことに驚きを覚えた。

結婚、出産をし20年間、福島で生活することで、沢山の気づきがあった。その気づきは、いつの時代であれ大切にしなければならない人と人とのつながり、命のつながりの尊さであった。人の営みの最も基盤になる「つながり」を大切に3人の子どもを育てながら暮らしていくにつれ、社会の歪みに気づき始めた。そして、2011年東日本大震災。震災復興のために私は、社会の流れを確認する必要があると認識した。

「国際女性ビジネス会議参加」という目の前のチャンスをどう捉えるか悩んだ。自費で参加するか、「マッチングスポンサー」で被災地支援を望む方との出会いから自分のmissionを受け取るのか。申込希望のメールを送信したのは期限日23時56分。

7月13日、テーブルの隣りに着席したスポンサーである女性との出会いは私のmissionを明確にした。彼女は、女性のキャリア教育に関わるだけではなく、まちづくりの組織で企業を巻き込んだプロジェクトを展開している。まさに、私の目の前で実践されている。

また、日本酒を海外で展開する女性との出会いもあった。福島の日本酒、茶道文化を海外に広めることも日本の良さを再認識した被災地ができることと実感していた。背中がぐいぐいと押され続けた一日であった。「ふくしまからはじめよう」。この言葉を実践するのは自分自身であり、はじめることが私のスポンサーへの恩返しと思っている。

次回は、スポンサーとして会議に参加し、支える立場になる自分でありたい。

「自分なりに未来像を描いていく」

木田 千枝さん(福島県在住、NPO法人勤務)

マッチングスポンサーの支援を受けて、今回で4回目の参加となりました。年々パワーアップしている国際女性ビジネス会議で学ぶチャンスを得る事が出来、大変うれしく思っております。今回の会議のテーマ“Game Changer”に沿って、私なりに新たな未来像を描いてやっていこうという気持になることが出来ました。日々更新していく多面的な世界の視点でものごとを見ながらも、足元を見失わずに地道な努力を続けて行こうと考えております。

おかげさまでこの4年間で仕事を得て、震災からのダメージから少しずつ立ち直ることが出来ました。一番困っている時に声をかけてくださったイー・ウーマン様には感謝の気持でいっぱいです。

今後は自らの役割を貫くことで、この幸運の恩恵を社会に還して行きたいと思っております。最後にスポンサーの皆様、会議のスタッフの皆様に厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

「憧れの方のお話は、一生の宝」

高橋 朋子さん(福島県在住)

まず、「ゲームチェンジャー」というテーマが素晴らしく、私も臨床心理士という立場から「ゲームチェンジャーになりたい」と強く思いました。講演者の皆さんのスピーチがどれも素晴らしく、あっという間の10時間の会議、そしてまた、来年も是非参加したいと、強く思いました。特に心に残ったのは、トークショー3で、佐々木恭子さんの進行能力が素敵で見入ってしまいました。また、「自分自身何か開いていきたい、それを色んな方に伝えること!!直感や感性を口にすることが大切!」という言葉が素晴らしかったです。

そして、憧れだった小室淑恵さんの講演、円卓会議に参加できたこと。やはり生の小室さんは素敵な方で、沢山のことを吸収することができました。「男性の労働時間を変えていかなければならない」「なるべく条件が違う人を集めると売上が上がる」「見た目で人を引き付けることも大事」「秘訣を教えてくれる人との出会い」など目から鱗が落ちる話で本当小室さんに出会えたことは一生の宝です。

このような素晴らしい会議に招待していただきマッチングサポーターのMさん、イー・ウーマンの方々、佐々木さんに感謝でいっぱいです。大変ありがとうございました。

高校生・大学生

支援参加の皆さん

 

「社会で求められていること、自分に必要なこと」

國枝 真弥さん(早稲田大学3年・21歳)

1.変革の時を迎えている現在の社会で求められていること

a 多様性
今回の会議では、さまざまな登壇者の方が、会社組織あるいは社会における多様性の必要性・重要性について指摘しておられました。日本の社会全体が大きく変わろうとしているいま、異なる考えを持つ人達がたくさんいることが、組織としての柔軟性を高めるのだと分かりました。

b 効率性
少子高齢化が加速している現状では、いかに労働力を増やすか、ということももちろん大事ですが、いかにひとりひとりができる仕事量を増やすか、ということも重要だと思います。しかしこれは、単に労働時間を増やす、ということではありません。いかに効率よく仕事を進めていくか、ということです。効率よく仕事を進め、できた時間で、新しい何か(モノでも、仕組みでも)を作っていくことが、変革の大きな推進力になるのだと思います。

c 行動力
いくら、何か変えたい、新しいものを作りたいと思っていても、それを想いのままに留めていては、変革は何も生まれません。想いは、実際に口に出し、やってみることでしか前に進まないし、形にならないのだと改めて思いました。登壇されていた方はみな、どんなかたちであれ、思いを他人に伝え、人を巻き込んで、一緒に動いて、自身の目標を達成されているというように感じました。スプツニ子!さんと、ネットワーキングパーティーでお話をお伺いする機会がありました。そこで“done is better than perfect”という言葉をいただきました。つまり、完璧を求めて動かないより、とりあえずやってみる、やりきってみるということの方が重要なのだと思いました。

2.自分に足りないこと・必要なこと

上述のような大変刺激的な内容のお話を聞いて、私自身とても鼓舞されるところがありました。中でも現状、私に一番足りないと思ったのは、行動力です。なんとなく社会に対する漠然とした不満を持ちつつも、現状に安住してしまっています。今後は悪いものは悪いと言い、積極的に変えていこうとするマインドと実行力を持たなければならないと感じました。日々、「この状況をもっと良くするにはどうしたらいいか」と考え、実践していこうと思います。

「会議に出席したことで大きな夢ができました」

眞島 洋子さん(大妻女子大学1年・18歳)

国際女性ビジネス会議に参加させて頂き、日頃直接お話をお聞きすることのできない第一線で活躍されているキーパーソンのお話をお聞きすることができ、プロフェッショナルとしてビジネスシーンで活躍していくために必要な知識や技術を自分の肌で感じることができました。

大学生の私には書物以外で情報を手に入れることには限界がありました。しかし、この会議で生の情報、よりリアルで実用的な情報を知ることができました。また、社会の良い面、悪い面、今後の対策等についても学ばせて頂きました。

中でも特に印象に残っているのが、株式会社ワーク・ライフバランス 代表取締役社長小室淑恵さんのお話です。日本の社会の現状を考え理解した上で考えても、女性無しでは回らない社会になってきていることを改めて認識しました。それを踏まえた上でどうしたらよいのかを具体的にお話して下さったので、自分が社会に出た時にどうしたらよいか、など不安に感じていた部分が解消され、とても参考になりました。

それに加えて、普段の生活では全く接点のない、全国各地の幅広い年齢層の方々と交流できたことで、自分の意見や考えをブラッシュアップすることができました。お話を伺った方が「応援するからいつでも連絡してね」と言ってくださり、とても心強くなりました。
今後は、この会議で学んだことを指針として、今の自分にできることはなにかをじっくり考え、実行しようと思います。その際には、この会議で知り合えた諸先輩方のアドバイスもぜひ伺いたいと思っております。

この会議に出席したことで、大きな夢ができました。それは、今度は自分がマッチングスポンサーになり意欲のある学生を支援できるようになりたいということ。そしてもうひとつ、実績を積み社会に貢献できるような人材になり、講演者として出席できるようになりたいと強く思いました。

(マッチングスポンサーの方へ)
この度は、国際女性ビジネスに会議に参加させて頂きありがとうございます。私の力だけでは参加できなかったこの会議に、K様のお力添えのおかげで参加することができました。心から感謝致します。K様への一番の恩返しは今回この会議で学んだことを活かし、自分ができることから取り組み、K様のように次世代につなげられるような人材になることだと考えております。今回の貴重な経験を糧に今後の日々を精一杯頑張りたいと思います。

「自分の夢に自信を持ち、諦めてはいけないと確信」

堤 敦美さん(福岡女子大学4年・22歳)

私は国際女性ビジネス会議の参加をきっかけに、自分が女性・日本人であることを理由に、将来の夢への努力から逃げていたことに気が付きました。

私は大学卒業後、大学院進学を予定しています。進路相談をした先生、両親、友達などからは、「女の子だから学歴を積んだら逆に就職出来なくなるだけ」「女の子だから、勉強もいいけど、結婚相手を先に探したら?」といった言葉をかけられていました。私はこのような女性の幸せ=早めに専業主婦になるという考え方に強い嫌悪感を抱えていました。

しかし、会議に参加して、様々な分野で世界を舞台に活躍されている方々の姿を見て、私自身がいつの間にか“女の子”であることを理由に自分の将来に対して逃げ腰になっていたことに気が付きました。そして、多様な選択が社会的に許されるという新しい視点を得ることができました。これからは自分の夢に対して自信を持ち、諦めてはいけないと確信しました。

私は会議の中で、異業種の方々から共通のメッセージが発信されていると感じました。それは、自分に目標が出来たときは、周りに発信するということです。既に社会で活躍されているたくさんの女性先輩方がいらっしゃるので、自分1人で抱え込むことなく、心強い味方がどこかにいてくださると信じて、新しいことにも果敢に挑戦していこうと考えました。

私はこの会議を通して得た経験を地元福岡の同じ世代に発信していきたいと考えています。私と同じように将来に対して不安感を持っている人たちのエンパワーメントにつながる行動を起こしていきます。

最後になりますが、今回このような貴重な機会を与えて頂き本当にありがとうございました。来年は自分で参加費を貯めてまた参加したいと考えています。また、近い将来に、今度は私が、私のように機会を求めている人に貢献できるような人材になることを目指して努力していきます。

「学んだのは、リスクをものともしない強い意志」

長澤 薫さん(横浜市立大学 国際総合科学部4年・22歳)

今回の会議参加を通して学んだことは「行動を起こすことの重要性」です。ちょっとした勇気を行動に移すことで自分も世界も変わるということを、身を持って感じました。

会議中、何度も聞いた言葉があります。「自分の信念を貫くには、リスクを背負ってでも行動しなさい」。一人一人の言い方は違えど、自分が世界を変えるGame Changerになろうと思ったら、夢を見るばかりではなく、それなりのリスクを背負う覚悟も必要ということを学びました。

実際、佐々木委員長を始め、現在光を浴びている方々は、今でこそ女性の活躍が叫ばれるようになってその第一線にいますが、実はまだ光も当らない25年以上前からこの活動を続けていました。いつ光が見つかるのか分からない中、何年ももがいてきたというお話しを聞いた時には衝撃を受けました。

もちろん、全ての夢がリスクを負わなければ実現できないというものではないと思います。しかし、社会を変えるほどの大きな夢を実現するためには、時にリスクを背負う覚悟が必要です。それでも今、社会の第一線で活躍されている女性の方が多くいらっしゃるのは、リスクなどものともしない、本当に強い意志から作られた信念があったのだと思いました。これまでリスクを最小限にする選択肢を選ぶことが多かった自分にとって、会議の中でこの言葉を聞くごとに、その言葉の意味がじわりじわりと自分の中に広がっていきました。

今後は「リスクを背負ってでも行動する」という、この会議で得た学びを、少しずつでも実行に移していきたいです。そのためには自分の夢、信念を強く持ち、少しの波風では崩れない強さを身につけることが必要です。この会議に参加することで一気に広がった人脈と視野を存分に生かし、学びと行動を結び付けることで、いつか自分が社会のGame Changerとなるためのステップを一つずつ上っていきたいと思います。

「女性の輝きが衝突する場!」

岡村 星香さん(お茶の水女子大学大学院 人間発達科学専攻 修士2年・25歳)

私には「世界中の子どもとお母さんをHAPPYにしたい!」という夢がある。今その一つの方法として、発展途上国の保育を支援するために、人間開発の専門家になることを目指している。

一方で、友人がどんどん就職していくことで、私は焦っていた。そんな私が国際女性ビジネス会議に参加を希望したのは、ここに来れば人生のロールモデルに出会えると考えたからだ。しかし、会議の冒頭でこの考えは、スポンサーと登壇者の方によって一掃されることとなる。

「ロールモデルを探すのではなく、自分の想いを信じて進んでいこう」。この会場にいる人で、全く同じ夢と環境を持つ人はいない。出会う人も仕事も結婚や出産のタイミングもそれぞれ違う。けれど悩みながら、その時々で最高の選択をし、輝く女性が目の前にいる。私はまるで会議で出会った一人一人から、あなたも今の一瞬を精一杯取り組めばいいのよ、と言われているような気がした。同時に「輝くお母さん」の力になりたいという想いを一層強める事ができた。

「女性の輝きが衝突する場!」
この会議を私が一言で表現するとこうなるかもしれない。活き活きとした多様な生き方をする女性が出会い、化学反応を起こしたように、キラキラした新たな発見や可能性が生まれていく、私は当会議がそのような場所に思えた。女性であることにこれほど心を弾ませたのは、今日が初めてだったと思う。

この度、このような貴重な機会を下さったマッチングスポンサーのS様、国際女性ビジネス会議事務局の皆様、(株)イー・ウーマンの皆様に心より感謝している。ここでの学びと感謝を、この書面だけでは伝えきれない事を大変残念に思う。私はこの貴重な経験と気づきを、これから「子どもとお母さんのHAPPY」のために活かしていきたい。そしていつかは私もスポンサーとして、もしくは登壇者としての国際女性ビジネス会議への参加を実現したいと思う。本当にありがとうございました。

胸に刺さった「軸を持つことの大切さ」

MAさん(創価大学4年・21歳)

◎学んだこと
一日中、有識者の方々から刺激的なご講義を受け、さらには参加させて頂き、自分の想像を超えて有意義な一日となりました。会議の運営に携わって頂いた皆様、また、スポンサーについて下さったN様には心からの感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました!

特に印象深く残ったことが、大きく3点あります。

第一に、一流とされている方々の立ち居振る舞いに触れられたことです。普段、テレビや雑誌でしか見ないような方々を目前にして、当たり前なのですが同じ人間なのだ、ということを感じました。そして、僭越ではありますが、一人の高等教育を受ける者として、こうした方々が築いて来られた時代の学びを受け継ぎ、さらに発展させ、社会に貢献していける、時代の最先端を進める女性になりたいと感じました。

第二に、女性の力が真に必要とされているということです。決して企業のCSR活動の一環などではなく、人口ボーナス期からオーナス期に移った今、女性の社会進出は社会の必然であると痛感しました。ありがたいことに、安倍首相の肉声でその意思を確認させて頂き、変わりつつある日本を感じました。真に必要とされているレベルの変化を、厳と立ちはばかる今までの習慣にとらわれずにもたらすことが出来るのかは、私を含めた今を生きる人たちが確固たる意志をもち、行動にうつせるかによるのだと、時代の転換点にいることを感じました。

第三に、自身の軸を持つことの大切さです。実際にパネルディスカッションの際に、憧れている国連職員の方々に質問させて頂きました。その際に頂いた、「自分が何をやりたいのかとしっかり向き合うこと。その軸がしっかりとあれば、日本という枠組みを超えて世界の問題が繋がってみえる。」との言葉が胸に刺さりました。現在、大学院進学を前に悩むことが多かったのですが、この言葉を胸に自分が人生をかけて果たしたいことを明確にしていきたいと思います。

ここには書き切れませんが、全ての登壇者の方のお話から学ぶことがありました。改めてこのような貴重な機会を頂けたことへの感謝の意を示すと共に、今後の自身の活動に最大限生かしていくことをお約束致します。ありがとうございました!

(スポンサー様へ)
この度は、私達の参加をご支援頂きまして本当にありがとうございました!当日、直接御礼を申し上げることが出来ず残念でしたが、本当に有意義な一日とさせて頂きました。
まだまだ力不足の学生の身ですが、この日学んだことを胸に日々精進し、いつかN様のように若者に模範を示せるような大人になりたいと思います。ありがとうございました。

「刺激的であっという間の一日」

山下 侑里恵さん(名古屋大学大学院 工学研究科 化学・生物工学専攻 修士1年・22歳)

国際女性ビジネス会議の1日 は本当に刺激的であっという間に過ぎましたが、多くのことを学ぶことができました。 多様性は組織の戦略となること、OECDの調査では男女に生まれつきの理系文系差はないこと、人口ボーナス期からオーナス期 に変わっているので理想の働き方が違うこと。それから、認めてもらうためには上司に意欲を伝えること、キャリアプランをアピールすること、相談や質問をしっかりすること。また女性、男性の中でも様々な多様性があり、考え方が違うこと……。他にもネットワーキングパーティーにて、講演者の方をはじめ志の高い沢山の方とお話させて頂き、多くの学びを得ました。そして自らの視野を広げるきっかけとなりました。

私は将来(研究・開発や経営企画グループで)組織のリーダーとして多様性のあるチームを作り、社会に貢献していきたいです。そして違う景色を見たり経験したりしたいです。今まではどちらかというと自分が社会をうまく生き抜く方法をいかに見つけるかという事に重点を置いて物事を見ていました。しかし国際女性ビジネス会議に参加したことをきっかけに、「自ら変えていく、新しいものを作っていく、Game Changerになる」という考え方もできるようになりました。これからも様々な方の良い部分を吸収しつつ、自分なりのスタイルを作っていきたいです。

最後になりましたが、国際女性ビジネス会議主催者の皆様、マッチングスポンサーをして下さったH様、そして講演者・参加者の皆様に感謝いたします。今回得た経験を今後の人生に活かします。

「必死で書き留めた講演者の方々の言葉」

吉崎 茉耶さん(京都大学4年・22歳)

このたび私は、マッチングスポンサーの支援を受け、第19回国際女性ビジネス会議に参加させて頂きました。小学生時代を、多様な価値観が共存するアメリカで過ごした経験から、人々がそれぞれの「らしさ」を発揮できる社会にしたいという気持ちを強く持っていました。そのような中、就活時期を迎え、私が「女性らしさ」や「自分らしさ」をどのように発揮して、よりよい社会作りに貢献できるのだろうかと考えていたとき、本会議について知りました。

会議が始まるなり、サプライズゲストとして安倍首相が登壇され、「ウィメノミクスの発信」を提唱されました。私も、この機運に乗じて、本会議でたくさんのことを吸収しようと心を新たにしました。続く講演はどれも刺激的かつ前向きなお話ばかりで、ひたすら聞き入っていました。講演者の方々のお言葉を必死に書き留めながら、女性の強みを生かすことが、「女性らしさ」の発揮につながるのだと考えたりもしました。

また、当日会場にいらしていた参加者の方々は、みなさん活気があり、かつ上品で、たった一日で多くのロールモデルとお会いすることが叶いました。社会ではこんなにも魅力的で有能な女性の方々がご活躍していらっしゃることを実感できたことも、本会議を通して得られた有意義な成果の一つだと思っています。

来年の春から、私は夢であった仕事に就きます。本会議で学んだ多くのことや、その場で直接感じた女性たちのエネルギーは、今後の私の人生に大きな影響を与えることと確信しています。そしてこのたび私は、関東出身の学生が多数の中、京都から参加させて頂きました。今後は全国各地の女子学生が積極的に参加し、そのガールズパワー(“女子力”)で、ますます本会議を盛り上げていってほしいと思います。

(スポンサー様へ)
温かいメッセージを頂き、ありがとうございます。
また、このたびは本当に貴重な機会を頂戴し、感謝の気持ちでいっぱいです。
本会議では、本当にたくさんのことを感じ、また多くの魅力的な方々との出会いがありました。今回吸収した多くの方々の言葉を胸に、今後も精進して参りたいと存じます。
どうぞ暑い折ですので、お身体ご自愛くださいませ。

「全く異なる考えの方と意見交換、そして発見」

早川 彩紀さん(東京大学 教養学部 文科3類1年・18歳)

最初は知っている人がいない環境に飛び込み、一日を過ごすことに関して少し抵抗があった。しかしみなフレンドリーで話しやすく、かつそれぞれの道で本当に高い志を持った方々ばかりで、初対面なのにも関わらず、会話は盛り上がり、話は尽きなかった。

特に印象に残っているのが、マハティールさんのお話だった。優しい雰囲気であるが、彼女のお話を通して見えてきたのは、彼女を貫く強い信念だった。短い時間だったが、直接お話する大変貴重な機会もいただき、自分の将来やりたいこと、今考えていることを正直に直接ぶつけさせていただいた。長年その分野で活躍されてきた彼女にとっては、大学生の浅はかで漠然とした野望だったかもしれないが、彼女は親切にアドバイスをくださった。

また、円卓会議では教育のあり方について親の立場である方々やほかの学生の方々と話し合う機会があった。私の考えと全く異なる考えを持っている方と意見を交換することができて、自分にとっては新たな発見となった。同時に相手の人にも何か少し考えるきっかけを与えることができていたらうれしい。

多くの人との触れ合いを通して、改めて自分のアイデンティティーについて、自分は何をやってきて、これからどのような大人になっていきたいのか、何に取り組んでいきたいのか考えるきっかけになった。これからも多様な経験を積んで、自分のやりたいこと、自分にしかできないことを探していきたい。今回のために初めて名刺を作ったが、自分はなにも記すべき内容を持っていなかった。ただ、他の女性の方々との交流を通して、名刺の肩書では表せないような深みのある大人になっていきたいと強く感じた。

この場を借りて改めて今回参加したいという思いを実現につなげてくださったスポンサーの方、そして当日会場で交流したすべての方々に感謝したい。

「海外でもやっていけるという勇気を持てた」

三ツ矢 真惟子さん(名古屋大学 経済学部3年・20歳)

私が参加した会議の中から、最も印象の深かった三つのことについて書き記そうと思います。

まず、竹村真一さんの講演“「触れる地球」から見えること”は、私に新しい気づきを与えてくれました。“地球とのコミュニケーションに改革を”という主題を基にITを駆使した地球儀から様々なことが読み取れるという趣旨の話でした。その中でも私に特に衝撃を与えたのは、日本に飛んできている汚染物質、pm2.5は、実は中国からだけではなく、欧州からも飛んできているという内容の話でした。

私は、今の日本が(中国や韓国が反日感情を持っているように)中国に対して、経済的にはものすごく依存しているにもかかわらず、事あるごとに必要以上に批判しているような気が常にしており、せめてまずは自分から、真実の目を持って判断できるようになりたいと常に考えています。なので、竹村さんに紹介して頂いた新しい形の地球儀に将来性を感じ、新しい人類の共通のコミュニケーションツールとして、インターネットなどで閲覧できるような利便性も兼ね揃えたものが将来完成したら良いなと思いました。

次に、“国際機関の日本代表として働く”という題の円卓会議です。トークして頂いた3人の方ともに、アメリカの大学・大学院で学び、自分のスキルを向上させていったという事実を肌身で感じることができ、私の心の中に、海外でもやっていけるという勇気を与えてくれました。

最後に、パーティーセッションでの何気ない、小保方さんのスタップ細胞問題に対する見解に共感しました。今、スタップ細胞はあるのかないのかで話題になっていますが、ここで出た意見は、世の中の批評とは違い、1つの細胞が分裂してたくさんの細胞ができるのだという事実に対し、私たちが驚きと畏敬の念を確認するきっかけとなったと考えたら良いのではないか、という提案でした。これは、私ももっともだと思い、深い感銘を受けました。

(スポンサー様へ)
国際女性ビジネス会議への参加のためご支援いただき、誠にありがとうございました。会場で実際に自分の肌で感じられたことは、自分にとってこれからもずっと心に残る貴重な経験でした。また、ご自身の経験についても伺え、とても有意義な時間を過ごすことができました。
誠にありがとうございました。

「この会議に参加して、進路が決められました」

尾崎 圭さん(宮崎大学 農学部 応用生物科学科3年・22歳)

今回初めて国際女性会議に参加させていただき、とてもうれしく思っています。参加する前は、これから進む道を決めるのに少しでもいいお話が聞ければいいなと思って参加しました。最後のプログラムまで、いろいろなお話を聞いてまず、参加できてよかったと思いました。今まで、考えもしなかったような話を聞けたことも大変参考になりましたし、何より、いろいろな立場の参加者の方から、本当にいろいろな視点でお話が聞けたことがとても、私を前向きにさせてくれました。

今まで、キャリアウーマンとして働くということは、テレビのイメージが強く、一部の本当に有能な方だけなのだろうと思っていたのですが、実際には単なる労働力としてではなく、女性の力が求められていると知り、また、今回の会議には働く女性が多く参加しており、とても驚きました。そして、私もここにいる女性たちのようになりたいと強く思いました。

今回の会議で参加者の方と話していて心に残っている言葉が2つあります。その言葉は、「女性であることも、地方出身であることも有利にも不利にもできる」「自分を貫くことと、話を聞かないことはイコールじゃない」という言葉です。どちらの言葉も、私にこれからがんばろうと思わせてくれました。

今回いろんな方の話を聞いて、なんでも自分次第であり、頑張っていたらなんとかなるのではないかと思いました。私はちょうど大学3年で進路や研究室に迷っていたのですが、この会議に参加して、自分次第なのだから、研究職につけるぐらい一生懸命勉強して進学しようと思いました。今回、感じた事、前向きになれたことなどを描くには800文字ではあまりにも少なくて伝えたいことの一部しか書けませんでしたが、私にとって、とても大きな転機となったと思います。ご支援してくださったK様、様々なアドバイスをしてくださった多くの方々、本当にありがとうございました。

(スポンサー様へ)
国際女性会議ではいろいろな方のお話を聞かせていただき本当に勉強になり、私自身頑張ろうと思いました。まだ研究室の内定はいただいてないのですが、大学院まで進学し、研究職につくことを目指しがんばりたいと思っています。今回は本当にご支援くださりありがとうございました。
会議を終えて、とても前向きな気持ちになることができましたこと、深く感謝しております。
本当にありがとうございました。

「自分自身が変化することのきっかけに」

岡戸 久実さん(早稲田大学大学院 国際情報通信研究科 修士2年・24歳)

今回、国際女性ビジネス会議に参加したことは、来年から社会人になる私にとって、自分自身が変化することのきっかけになったと思います。主に学びとなった点は2点あります。

第一に、学生視点では見ることができない女性のキャリアの問題を見る事が出来た事です。大学では、初めて社会を見て、自分のキャリアや将来を想像する機会となるのは、就職活動です。しかし、企業が一方的に出す情報や就活生目線では、得る情報範囲に限りがあります。今回の会議に出席し、様々な業界、様々な年代の女性の生身の声を聞けた事は、私が想定した以上のものでもありました。そのため、社会に出る前に大人ならではのキャリアの悩みや、活躍された方の考え方をインプットできた事は、学生目線しか持てなかった私にとって有益であったと考えました。

第二に、様々なキャリアの女性と出会えた事です。私は来春から外資系コンサルティングファームかIT企業に入社することになっています。今まで内定先や就職活動で出会った大人を見て、新卒で社会的に良いとされる企業に入り、社内昇進でも転職でも、完璧なキャリアを築く人のみが、所謂「キャリアウーマン」なのだろうと思っていました。

しかし、今回出会った女性達は、どの分野でも素晴らしい業績を残した方々でしたが、必ず葛藤があり、右往左往しながらも、結果を残してきた方々でした。人生のその都度でやりたいことは変わるかもしれないけれど、困難に直面しながらも軸を通して何かを達成するという、一種の法則性があると感じました。

今回の経験やネットワーキングを活かして、大人になった時に、今回会った方々のように、素敵になれたらいいなと思いました。

(スポンサー様へ)
このたびは、マッチングスポンサーとして席をお譲り下さり、ありがとうございました。
学生目線では気付かない学びが多々あり、刺激になりました。
来年からの社会人生活に活かしたいと思います。
貴重なお機会を与えていただき、ありがとうございました。

「皆さんの積極的な態度にインスパイアされた」

塩谷 光夏さん(京都大学 教育学部2回・20歳)

私は、第19回国際女性ビジネス会議に参加させていただいたことで多くの喜びを得ることができました。マッチングスポンサーの方に支援していただけることが決まって、喜びと共に少しの不安も生まれていました。もちろん、素晴らしい経験を得る機会を頂けたことはとても嬉しかったのですが、それと同時に、私がその貴重な枠を埋めてしまったということに気付いてしまい、惜しくも今回はその機会に恵まれなかった方に対して恥じない態度で臨むことができるのかという不安があったのです。

しかし今では、参加できて良かったという気持ちでいっぱいです。素晴らしい方々のお話を間近で聞くことができたのはもちろん、参加者の方、特に優秀で魅力的な女子学生の皆さんとの交流を持てたことは大変有意義でした。第一線で活躍しておられる社会人の方のお話を聴くことは私の大学生活においてはあまりないのでとても新鮮で刺激的でしたし、他大学の方のお話にはハッとさせられることが多くありました。特に語学力に関しては、同時通訳機器を使わずにスピーチを聴いておられるのを見て、同じ大学生として恥ずかしく感じました。

美味しい昼食を終えた後の円卓会議では、私は参加者の方々のエネルギーにわくわくしました。素晴らしい講師の皆さんのお話に感銘を受けるのみならず、参加者の皆さんの積極的な態度にインスパイアされました。大講義室で行われる大学の講義ではあまり自分の意見を発することができていなかったのですが、それは本当にもったいないことだと気付くことができました。

最後の立食パーティーでは、ざっくばらんに色んな方とお話しすることができました。帰る時には仲良くなった女子学生の皆さんとFacebookで友達になることもできました。このご縁が続いていって、いつか新たな縁へとなっていくことを想像すると、今から楽しみでなりません。参加できて本当に光栄です。ありがとうございました。

(スポンサー様へ)
このたびの会議に参加して、私は普段の生活では得難い素晴らしい経験を致しました。
魅力と自信に満ち溢れた講師の皆様やパワーあふれる参加者の方々との交流を通じてこれから自分がどのような人生を送っていきたいのか、少しビジョンが見えてまいりました。できることならば、私は将来国家公務員となって、女性であることを強みとして日本をより暮らしやすい国にしていきたいと思っております。
このように思えたのは会議に参加したからであり、ひとえにN様のおかげです。
本当にありがとうございました。

N様に当日会場でお会いできなかったのは大変残念でしたが、これからも私は頑張って将来の夢に向かって努力していきますので、ふとした時にそういう大学生がいるのだということを思い出していただけたならば大変幸いです。

「Game Changer として世界へ羽ばたきたい」

阿部 薫子さん(筑紫女学園 高等学校3年・17歳)

この度はこの会議に参加させていただく機会をいただき、本当にありがとうございました。会議のときの興奮や感動がまだ鮮明に思い出されます。この会議に参加させていただいたことは私の一生の財産になると断言できます。数えきれないほどの学びや気付き、素晴らしい出会いがありました。

それぞれの領域でGame Changer として日本を引っ張っている女性の先輩方の明確なビジョン、そしてパッションが私の想像をはるかに超えていて、圧倒されたと同時に私もただGame Changerに憧れるのではなく、「私がGame Changerになり、沈み行くタイタニック号をひっくり返し、しくみを自ら創りたい。社会をHappyにしたい!」と決意しました。

また、女性だからとか男性だからというような枠を私自身が無意識に作ってしまっていることに気づきました。女性の登用はいま流行しているとかではなく、とても重要なことであり、また女性側の意識もChangeしていかなければならないのだと強く感じました。

円卓会議は「保育を改革する!ための自由討論」に参加させていただきました。勝手な規制が物事をより難しくしてしまっていること、本当に必要なところに財源をまわすこと、保育の問題、など国を動かしていらっしゃる方々のお話を間近で聞いて、自分はこの問題に対して無知であることに恥ずかしさを覚えました。自分が親になったとき、問題が少しでも解決しているように、サイレントマジョリティーにならず、今私ができる切り口から問題を考え、解決に向けて声をだしていきたいと思います。

この会議での学び、気付きをもとに、行動を起こしGame Changer として福岡から世界へ羽ばたいていきます!本当にありがとうございました!!

「全校生徒をまとめることを見つめ直した」

澤木 水寧さん(カリタス女子高等学校1年・16歳)

私が今回会議に参加して特に印象に残ったお話は、円卓会議の「組織のルールを変える。管理職女性たち」です。この会議で学び、今後に生かしていけると確信したことが二点ありました。私は今、学校で文化祭の副委員長をしていて、来年は委員長を務めたいと思っています。そこで、全校生徒をまとめるにはどの様なことに気を付けるべきなのかを知りたくてこの円卓会議を選びました。

一点目は、周りをやる気にさせるには、どんどん話を振っていくのが有効だということです。最近、文化祭というのはいかに全校生徒のやる気を引き出していくかが大事だと気付きました。そのために試行錯誤し努力していましたが、すぐにやる気になってくれる人とそうでない人がいるのは否めないことです。その事に悩んでいましたが、会社での話を学校に置き換えて、今後はもっと生徒が参加できるような文化祭を目指していこうと、とても参考になりました。

二点目は、出来ていないことのチェックリストを作り、問題を可視化することです。執行部ではやることが多いので、いつまでになにをしなければならないのか、終わっていない課題はなにかを常に把握しておかなければいけません。今までも大きな課題に気をとられて、他の課題に時間を割けなかったことがありました。あわてて仕事をこなしてもいい仕事はできないので、自分のやるべきことを書き出し、余裕をもって仕事に臨めるようにしようと思いました。また、日頃の勉強にも取り入れられるし、例えば自分の夢を書き出すことによって将来を見つめ直す良い機会にもなると思います。

以上二点が、私が今回学んだことです。今年度初めて執行部で全校生徒を動かす立場で活動する私には、本当にためになるお話でした。今後も、この知識を最大限に発揮して、よりよい文化祭を作っていければいいです。

(スポンサー様へ)
先日はN様にマッチングスポンサーとして支援していただき本当に感謝しています。この経験を生かして今後も頑張って行きますのでよろしくお願い致します。

「さまざまな疑問が解決できました」

原田 実侑さん(桜蔭高等学校3年・17歳)

第19回国際女性ビジネス会議にマッチングスポンサー支援枠として参加させていただき、同じテーブルに座ってらっしゃった方々や、ネットワーキングパーティーでお声をかけていただいた方々をお話させていただいたことが私の最も大きな経験となりました。

講演やトークショーを聴くのも大変勉強になりましたが、近くで様々な社会人とお話することは私のような高校生にはほとんど経験がなく、とても有意義でした。女性登用を掲げている企業の実態や、女性の登用は逆差別にあたるのでは、という私が考えていた疑問も、実際に企業で働いていらっしゃる方に聞くことで、解決できました。

また、円卓会議では、私は104「保育を改革する!ための自由討論」に参加させていただきました。というのも、私の従姉妹がちょうど子どもを出産したことで保育についてとても身近に感じ、「なぜ国や地方公共団体は保育所を作らないんだろうか」と疑問を持っていたからです。

この円卓会議を聞くことで、私が今まで知らなかった認定保育所など多くの解決策を問題点があることが分かりました。しかし、同時に私にははっきりと意味を理解できないような内容も正直多かったため、もっと勉強しなくてはいけないなと感じました。

会場では、支援してくださったHさまをはじめ、多くの方に、「高校生でこんなところに来るなんてすごいね」とお言葉をかけていただきました。しかし、参加することは誰にでもできることです。私は、私の参加の分までお支払いくださり、参加させてくださった方の御厚意に恥じないよう、この経験を私の今後の人生に生かしていきたいと思います。そして、もしできたら、もっと勉強して知識をつけて来年の会議にも参加させていただき、また、いつかは私が高校生や大学生の方を支援して参加していただくマッチングスポンサーになれればと思います。本当に貴重な経験をありがとうございました。

注)出演者の肩書きは開催当時のものです。

過去の国際女性ビジネス会議

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