講演
自分を改革する

社会の変革を待たず、自分自身を改革して、次の扉を開く。

ランドバーグ史枝氏Shie Lundberg

Google LLC ディレクター、プライバシーガバナンスプログラム&オペレーション

続いての講演は、アメリカ西海岸から。グーグル本社に勤務し、自社製品やサービスのプライバシーオペレーションを統括しているランドバーグ史枝さんです。コロナ禍の影響で、1年半にわたってリモートワークをされているカリフォルニアのご自宅から、リラックスした様子で登場してくださいました。

25年前に外資系企業へ就職し、これまで日米合わせて5社、そしてグーグル内でも複数の部署を経験している史枝さん。こんなに仕事を変わることはリスクが大きいのではないか、どのようにして新しい仕事に適応するのかと、よく聞かれるそうです。「今日はそのあたりにも触れながら、『自分を改革する』というタイトルでお話させていただきます」と、笑顔で語り始めます。

画面に示されたのは、ジェンダーギャップ指数が156か国中120位という日本の現状。そして、「家事や育児の負担が重い」「助けを求めにくく、自分で抱え込んでしまう」という、女性たちの声です。
「では、どうしたらNEXT CHAPTERSを開けるのか。社会や企業の変革を待たず、自分自身を改革して、次の扉を開くためには? 皆さんと考えたいと思います」

そして、「その前に」と、「過去3か月で何か始めた新しいこと、挑戦したことはありますか?」との問いかけが。「そんなに変化していないという方がいたら、今日がまさにチャンス。自分が何を変えたいか、考えるきっかけとしていただければ」と、呼びかけます。

そこからは、史枝さんの経験を踏まえたヒントが挙げられていきます。自分の利益のための交渉は苦手だったけれど、チームのためと思うとうまくいく。そんな気づきから得られた、誰かのために頑張るという「自覚」。信頼していた上司の異動で重い責任がのしかかり、チーム一丸となって乗り越えたことから、変化はチャンスととらえる「意思」。そして、コロナ禍で海外出張がなくなり、その時間を活用して大学のプログラミングのコースを2つ修了した経験から、興味を持ったことは「行動」に移すということ……。超多忙な日々のなか、自覚し、意思を持ち、行動に移すその日々のスケジュールも、特別に公開してくださいました。

「人生は一度きりしかない。命が一瞬で消えてしまうこともあります。今日はいろいろな方のお話を通して、自分が何を始めたいか、考えていただければと思います。挑戦できる仲間がいるのは、心強いこと。皆さんと、次の扉を開けていきたいと思います」
自分自身を改革して、社会を変えていく。史枝さんから参加者一人ひとりに、確かなメッセージが届いたパワフルな講演でした。

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