円卓会議1
組織の中でキャリアを高める

チャンスを呼び込み、つかみ取る! 組織の中で築き上げるキャリア

櫻井裕子氏Hiroko Sakurai

大和証券株式会社 常務取締役
プライベートバンキング担当 兼 コンタクトセンター担当 兼 マスマーケティング担当

女性リーダーたちは、組織の中での転換点やチャンスをどのように活かし、キャリアを築いてきたのか。参加者とともにインタラクティブに進行する円卓会議 #1「組織の中でキャリアを高める」では、大和証券常務取締役の櫻井裕子さん、Google 営業戦略本部長の田中若菜さんを迎え、NEC グローバルファイナンス本部長の青山朝子さんが進行を務めて議論していきます。

一般職として入社した櫻井さんは、当時を振り返り、「総合職への道がなかったわけではないが、私の中に、男性と同じように働ける能力があるわけがない、というアンコンシャスバイアスがありました」と言います。10年後、総合職にオファーされた時も、「やってみたいという気持ちと、私にできるのかという気持ちの両方が湧いてきて、すごく悩みました」とのこと。しかし総合職への転向を決意し、機関投資家営業部長等を経て、2021年4月より常務取締役となった今は、「チャンスをつかんでよかったと、心から思っています」と笑顔で語りました。

田中若菜氏Wakana Tanaka

Google 営業戦略本部長

コカコーラからN E Cへと大きな転職を果たしたばかりの青山さんも、「ジャンプするときは大きな決心がいる。でも、やってみたら意外とできました、ということもありますね」とうなずきます。続いて「(田中)若菜さんの最大のジャンプは?」と尋ねると、「新卒で入ったコンサルティング会社で、激務と自分の能力のギャップに悩みました。そこで会社を辞め、2年間のMBA留学をしたことが、自分にとって最高の投資だったと思います」との答え。さらに、「今年、複数の部署をつなぐマーケティング関連から広告営業へキャリアチェンジしました」と、組織のなかでのジャンプも語られました。

チャンスを呼び込むために心掛けてきたこととして、田中さんが「依頼されたこと以上の付加価値を出す」と答えたことを受けて、青山さんは後輩から相談を受ける際に話している「キャリア構築の3つのコツ」を披露。「ひとつは、自分が慣れ親しんだコンフォートゾーンから一歩出てみる、ということ。2つ目は、自分のマーケット価値を高めること。3つ目は、自分のビジョンを持って、周りに伝えておくこと。結果を出していれば、あの人はこういうことをやりたいと言っていたなと思い出してもらえ、チャンスにつながります」と前半のトークを締めくります。

後半は、参加者を含めてのディスカッションです。さまざまな業界を経験した田中さんへ、「私はやりたいことがたくさんあります。どうしたらいろいろな仕事ができるようになりますか?」という高校生からの質問を皮切りに「まったく違う業界へ移るときに、自分の強みや経験を生かすには?」「自分が意図していなかった異動先で、新しいミッションをみつけていくには?」「年上の部下への対応はどうしたら?」など多くの質問に対して、3人が豊かな経験から活発に意見を交わし議論を深めていきました。

F:青山朝子氏Asako Aoyama

NEC グローバルファイナンス本部長

最後に櫻井さんから「縁というものを大切に。人だけでなく与えられた業務との縁も大事にして、チャンスにしてください」、田中さんからは「自分らしさ、ありのままの姿を大切に、自分以外の誰かにならなくても力を発揮できる環境をつくっていきましょう」と温かいエールが贈られます。青山さんの示唆にとんだリズムある進行で情報と情熱が凝縮された70分間。チャンスをつかみ、キャリアを高めていくための勇気を確かに受け取った円卓会議となりました。

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